2007年08月22日

熱帯夜にBarで頂くお酒の事



先日実家に用事があって、久しぶりに浦和のダブコットに行ってきました。涼みを兼ねて呑みに行ったのですが、最初に頂いたのがSTRONGBOWというサイダー。日本だと三ツ矢サイダーのイメージが強いせいか、サイダーはノンアルコールの印象が強いですよね。これがイギリスとフランス(というかヨーロッパは殆ど)に行くと、低アルコールの発泡酒を意味します。サイダーはCiderとなりますが、そのままフランス語ではシードルになります。シードルと聞けば発泡酒を連想すると思いますが、元来サイダーは発泡酒の事を差しているのです。

前置き長くなりましたが、STRONGBOWはアップルタイザーが辛口になって少しアルコールが入った印象・・・というと乱暴かもしれませんが(笑)、リンゴの発泡酒です。ロンドンのパブではお酒の苦手な方向けにどこのパブで置いてある定番のお酒。でも今はレートを考えると、日本で飲んだ方が本場イギリスのパブで頂くよりもリーズナブルだと思います。久しぶりに頂いた、STRONGBOWはとても美味しく、甘過ぎないので寝苦しい夜に頂くにはもってこいのお酒だと思いました。余りに美味しかったので、帰宅してから早速ネットで2ダース購入(笑)。



STRONGBOWの後にスコッチが飲みたくなったので、RAGGANMORE10年をミストでいただきました。癖のあるアイラモルトをミスト(クラッシュアイスのロック)でとなると選択に迷うのですが、これはピート(焦げ臭さ)もマイルドで相性がとても良かった。そのままストレートで頂いて気付代わりにという手もありますが(笑)、体調を考えて今回はミストで。アイラモルトは、ボウモアにしてもラフロイグにしてもアードベッグにしても癖が非常に強いので、ウイスキー・・特にスコッチが好きにならないと入りにくい領域だと思います。なのでウイスキーを始めたい方にはあまりお薦めできません。でもどうしてもチャレンジしたい方はミストが一番入りやすいと思います。氷が程よく解けるので、水割り程薄くなりませんし調整しやすいですからね。香りを愉しむのがアイラモルトの醍醐味だと思います。。


浦和のダブコット地図はこちら

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2007年06月19日

Bar DOVECOT




今年の3月に移転オープンした浦和の美容室cottonのウェブサイトのディレクションで打合せをしてきたのですが、親友でオーナーの江森さんとBar DOVECOTに行ってきました。都内ならともかく、地方都市だとオーセンティックなBarを探すのに苦労しますが、落ち着いておいしいお酒が頂けて、話が出来るDOVECOTは、本当にありがたいBarです。このブログでも登場率高いですが(笑)、スコッチだけでなくジャパニーズモルトの品揃え、豊富でセレクトされたスピリッツのカクテル、そしてホスピタリティの全てに目が行き届いているお店です。

そんなBar DOVECOTですが、今月のdancyuの名物コーナー、枝川公一さんの取材の巻末コラムにオーナーバーテンダーである秋山さんの記事が掲載されています。高校の英語教師から翻訳家を経て、バーテンダースクールに入校、日本屈指のバーテンダーである銀座・毛利バーの毛利さんに飛び込みで弟子入り→浦和でBar DOVECOTをオープンと異色の経歴とバーテンダーとしてのスタイル&持論がスマートに掲載されています。このdancyuの巻末のコーナー、拘りのスタイルを持ったバーテンダーにフォーカスを当てているのですが、バックナンバーを観てもそうそうたるメンバーで、秋山さん凄いと素直に思いました。異色の経歴もあるのかもしれませんが、秋山さんの人柄が掲載されている記事にも出ていて、なんか微笑ましかったのです。

今回頂いたお酒の事は、後日ゆっくり書くとして、僕が知っているモルトの知識は半分以上、このお店で教えてもらった様な気がします。飲み方、過ごし方も然り。強制されている訳では勿論無いんですけど(笑)、良いお酒は良いBarで覚える事に気がついたお店です。見た目の敷居感よりは遥かにフレンドリーでびっくりするかもしれませんが、居心地の良さに不満を覚える人はいないでしょう。dancyuの情報網って凄いなって思った今日一日です。。





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2007年05月11日

余市エディターズ・チョイスほか




先日、友人でcottonのオーナーである江森さんと二人でBar Davecotに行きました。その時頂いたウイスキーの事を。最初に頂いたのはイギリスのウイスキーマガジン(由緒正しい専門誌で有名)の編集者が選んだシングルモルトウイスキーで日本のウイスキーでは初めて選ばれた余市です。この「余市エディターズ・チョイス」はニッカがリリースしている「余市」とちょっと趣向が違うもので、ボトルオンはスコットランド。つまりスコットランドで瓶に入れている余市になります。シングルカスクなのでストレートで頂きましたが、定番品の余市よりフィニッシュが複雑でアイラモルトのようなスモーキーな余韻があって美味しかったです。恐らくこのボトルはBarを20軒廻っても1軒あるかないかでしょう。貴重なお酒を頂きました。。





この日は蒸し暑い一日でしたのでウイスキーの涼しい飲み方をしたくなりました。そこでオーナーの秋山さんに薦めてもらったのが、クラッシュアイスを入れたミスト。タリスカー18年をミストで頂いたのですが、これがとても美味しかった。ちなみにこのタリスカーをクラッシュアイスを入れて飲む飲み方を「スカイミスト」(スカイ島の霧という意味だと思いますが・・)と言うそうです。ウイスキーアワードでベストシングルモルトを受賞しているタリスカー18年ですから、これで不味いわけが無いのですが(笑)、ちょっと蒸し暑い日には、オンザロックよりミストの方が見た目も涼しげで、加減次第で水割りに近い感じで頂けます。これは女性にもお勧めです。。

そしてもう一つこの飲み方でチャレンジしたのがサントリーの「サントリー・ザ・オールド」。あの有名なオールドですが、現代のブレンドテクニックを駆使して造られたオールドということで「The」が付いているんですね。シェリー樽で熟成させ、オールドが生まれた1950年代・・・団塊の世代の方達に退職後ゆっくり愉しんでもらおうというコンセプトで生まれ変わった訳です。このザ・オールドのクラッシックラベルというウイスキーをミストで頂いのですが、これがジャパニーズモルトらしい繊細さがあって美味しかった。ミストは癖の無いウイスキーの方が女性やウイスキーを飲み慣れていない方達にも受けるかも知れませんね。オールドでしたらお財布にも優しいですし、この組み合わせは新鮮でした。

今回のような新しい飲み方は、Barに脚を運んでバーテンダーの方たちとお酒の話をしながらチャレンジしてみるのが一番です。僕は仕事柄、Barを設計させてもらうことが少なくないのですが、Barには敷居感がそれぞれあって取り扱っているお酒の種類も自ずと違ってくるんですね。ホスピタリティーがあってお酒のマナーが問われるBarこそ、良いBarだと思います。最初は入りにくいかもしれませんが、新しいお酒の飲み方の勉強にもなりますし。そして自宅の近くにある事(笑)、これに尽きると思います。。




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2007年05月03日

「白州 Bourbon Cask 1994」




前々回にエントリーで書いた浦和のBar「Davecot」で頂いた、ウイスキーの事を書きます。日本のウイスキーで僕が好んで頂くウイスキーの一つである「白州」です。前回はアワードを受賞した「竹鶴21年」の事を書きましたが、今回ご紹介する「白州 Bourbon Cask 1994」は竹鶴と違った「顔」を持つウイスキーなのです。。白州はサントリーが比較的新しくリリースしたブランドで蒸留所がオープンしたのも1973年、サントリーが山崎蒸留所をオープンさせてから50周年を記念して作られた蒸留所であり、ウイスキーブランド。


僕が普段頂くのは、白州12年と18年なのですが、今回「Davecot」でいただいた白州 Bourbon Cask 1994は、通常蒸留で作られたウイスキーとは異なり、カスク・ストレングスであること。そして、バーボンを一度寝かした(使用した)樽で白州の原酒を寝かしている事に特徴があります。カスクとは簡単に言うと「樽だし」の事で、通常のシングルモルトウイスキーは、同じ蒸留所の同じウイスキー原酒の樽をブレンドし加水調整したものを差しますが、カスクの場合は、ブレンドせず樽だしした状態で出されますから、樽毎の微妙な違いやアルコール度数の違いがありばらつきがあるんですね。同じ原酒なのに樽が違うだけ微妙な風味の違いが判ります。樽毎の商品がカスクですからロットナンバーが瓶に記されているのもカスクの良い所です。


頂いてからの印象は風味に特徴があって、甘みとフィニッシュの時のフルーティな印象があって飲みやすかったです。いつも頂いているシングルモルトの白州とは別物で、バーボン樽の魔力というか(笑)、白州の別な顔を見たような気がしました。ちなみに「竹鶴21年」はこの「白州 Bourbon Cask 1994」を頂いた後にストレートで飲んだのですが、このBourbon Caskは水割り(氷なし)で頂きました。ちなみに僕は「水割り・氷なし」派で、1:1で割るのが一番好きです。体調が良いとき(もしくは帰りを心配しなくて良い時。笑)はストレートで頂きます。


サントリーの蒸留所で造られているウイスキーなので比較的、多くのバーで取り扱いがあり手に入りやすい事と1973年から蒸留所がスタートしている事を考えると、このウイスキーは30代の人たちが飲むのにちょうど良いような気がします。同じくらいの年数を樽の中でじっと待っていた訳ですからね。。



「白州 Bourbon Cask 1994」

白州12年と18年





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2007年05月01日

「竹鶴21年」という名のウイスキー




先日久しぶりに、浦和のBar「Davecot」にいきました。久しぶりということもあって、モルト中心に飲みましたが、Davecotはモルトウイスキーを豊富に取り揃えているので色々チャレンジできるのも良いのです。その中で、日本のモルトでまだ頂いていないモルトをという事でオーナーバーテンダーである秋山さんが薦めてくれたのが「竹鶴21年」。日本のウイスキーの父と呼ばれ、ニッカウイスキー創業者である「竹鶴政孝」の名を冠したブレンデッドピュアモルトウイスキーです。。


この「竹鶴21年」がウイスキー界最高の名誉であるWorld Whiskies Awards で世界最優秀賞「アワード」を受賞し“ワールド・ベスト・ブレンデッド・モルト”に選ばれました。スコッチの本場であるスコットランドでウイスキー産業に関わる知識人の投票で選ばれるこの賞で、6つの部門の中でスコッチタイプのウイスキーを競う3部門中、日本のウイスキーが2つの部門を制した事は賞賛に値します。そして6つの部門で選ばれたウイスキーの中で「もっとも素晴らしいウイスキー」を選ぶ世界最優秀賞「アワード」を、この「竹鶴21」が受賞した事。この素晴らしいウイスキー造りに関わった全ての人たちの情熱とこだわりの結果がスコッチの本場で「世界一のウイスキー」として認められた訳ですから、日本のモルトを愛する僕としては(笑)、誇りに思うのです。。


この「竹鶴21年」はブレンデッドなのでシングルモルトのような単一の蒸留所からリリースされるのとは異なり2つの蒸留所(竹鶴の場合は「余市」と「宮城峡」)で長期熟成されたピュアモルトをブレンドし加水調整しています。ブレンデッド特有の芳醇で滑らかな飲み口に加え、後味が繊細でフルーティー。とにかく美味しいとしか言いようがないのです。この程度の表現しか出来ない自分が悔しいのですが(笑)ニッカが創業者で世界のブレンダーに名を轟かせる「竹鶴政孝」の名前を冠してリリースした訳ですから、ニッカのプライドを掛けて造り込んだといっても過言ではないでしょう。


竹鶴政孝はスコットランドに渡りスコッチの製法を学んで日本に帰国し、サントリーの山崎蒸留所設立に関わります。そしてその後ニッカウヰスキーを設立して余市蒸留所を造った頃は、日本のウイスキーが模造品や粗悪品にあふれていた時代だったそうです。その時代背景の中、こだわりと信念をもって取り組んだウイスキー造りでしたが、安価な粗悪品で慣れてしまった当時の消費者にはなかなか受け入れてもらえなかったようです。造り手として受難の時代だった訳ですね。「日本のウイスキーの質の向上」に全力を注いだ結果、その意思とノウハウが引き継がれ、世界5大モルト生産地にまで挙られるようになった日本のウイスキー。


世界最優秀賞「アワード」を受賞した際、ニッカの久光チーフブレンダーは言っています。この受賞を日本のウイスキーに関わる多くの人と分かち合い、日本に本格ウイスキーをもたらした創業者・竹鶴政孝とそれを支えたリタ夫人に捧げると。。



「竹鶴21年」

「竹鶴政孝@ニッカウヰスキー

World Whiskies Awards

singlemalt.jp

ワールド・ウイスキー・アワード 6部門全ての世界最優秀賞を発表


↓Bar Davecotの地図



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