2007年05月22日

日本のシンセサイザー


↑GX100 : ExposureTime: 1/4 秒 FNumber: 250/100: 絞り優先 ISO: 154


日本が世界に誇れるプロダクトは数多くありますが、殆ど日本製が独占しているジャンルの一つにシンセサイザーがあります。YAMAHA、Roland、KORGと名だたるメーカーがしのぎを削っていますが、70年代から80年代初頭まではアメリカのメーカー(MOOG、ARP、Oberheim、Sequential Circuitsなど)が先攻していたんですね。正確には日本のメーカーはコンシューマー向けのシンセに力を入れていた(ように見える?)事もあるのかも知れませんが、80年代のエレクトロ系のバンドは決まって、ARP-odysseyやSequential Circuits-Prophet5、Oberheim8voiceを愛用する事が多かったように思います。特にProphet5はアナログシンセを代表する名機で、1978年発売当初の価格は1,700,000円(!)したシンセサイザー。ちなみにYMOのオリジナルアルバムの大半はこのシンセサイザーで創られた音です。


その後YAMAHAがデジタルシンセを開発しアナログシンセからデジタルへ移行するのですが、この時代の代表的なシンセサイザーが世界的に大ヒットしたYAMAHA-DX7。これは1983年に発売されるのですが、当時の価格が248,000円。16ポリフォニック(このシンセから両手で弾けるようになった)でFM音源と目新しさ一杯なのに価格はProphet5の1/7と驚異的な低価格でヒットした訳です。僕がシンセサイザーを初めて買ったのもこのころで、CASIOが当時リリースしていたプレステージシンセCZ1とDX7の安価版(FM音源のオシレーターを6つから4つに削った)DX27というシンセを持っていました。CZはカシオが唯一リリースしたシンセサイザーですが、使いやすくて音はとても良かったもののデザインがいまいちダサかった(笑)。DX7はバンドをやっていたメンバーの一人が既に持っていたので購入しませんでしたが、何しろ音創りがとても面倒だった記憶があります。YAMAHAがらみですと意外と知られていませんが、携帯電話用音源チップで世界の9割近いシェアを持っていて、その技術の基礎はDXに代表される音源開発のノウハウが生かされているんですね。


90年代に入るとFM音源に代表されるデジタルシンセの時代から「PCM音源」に主役の座を奪われていきます。PCM音源は実際の楽器の音をサンプリングして波形加工したりするシンセサイザーで倍音の豊かな音を創る事ができるのですが、この代表的なシンセサイザーがKORGのM1。これもDX同様低価格だったこともあって大ヒットしたのですが、エフェクトされているので買って箱から開けてアンプにつないだ瞬間、悦に浸れる(笑)良さがありました。


上の写真は、たまに愛用しているKORGのMS2000Bというコンパクトなシンセサイザーです。これはデジタル制御でアナログシンセの音を再現しているアナログ・モデリングという音源でアナログらしい音がします。親友の結婚式の余興の為に2年前購入した(笑)シンセですが簡単に音が創れてとてもいい音がするので気に入っています。ちなみに前述の初めて購入したカシオのシンセサイザーCZ1は今でも持っていて、これが僕の宝物ベスト5のうちの一つなのです。。



↑CZ1のデモ(YouTubeよりretrosound72さん)こんな感じの音がします。。



↑MS2000Bのデモ演奏(YouTubeよりxXnerdcoreXxさん)はこんな感じです。それより後ろのポケモンとバスドラのペダルが気になります(笑)



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Posted by HIRASAWA at 00:08Comments(0)TrackBack(1)Synthesizer